家づくりの序盤にして最も熱が入るのはやっぱり間取り作りですよね
(なんならその後燃え尽き気味になったり、、)
わが家も間取り作りはかなり白熱し、睡眠時間を削って取り組んだ時期もありました。
(仕事に支障が出たり、出なかったり、、)
夫婦で何パターンも考えた結果、自分達にとっては今の土地でできる最善の間取りに辿り着けたと確信しており、とても満足しています。
一方でSNS等では「間取り迷子」という言葉もよく見かけるので、間取り作りで悩んでいる人は結構多い印象です。
そこで今回は少しでも参考になればと思い、わが家が実践したタブレットを使用した間取り検討方法を紹介します!
今回の記事
納得いくまで間取り作りをやりたいと思っている人
間取り作成を時間効率良く行いたいと考えている人
へ向けた記事となっています
本記事の前提条件
詳しい解説に入る前に本記事での前提条件をハッキリさせておきたいと思います
1.間取りは自分で作成すべきか?
まず、間取りは自分で作成するべきか?それともプロに任せた方がいいのか?という議論もありますよね
あくまでも個人の意見ですが、私は少なくとも自分でも考えるべきだと思っています。
住むのは自分や家族自身ですし、自分のことは自身が一番分かっているはずですからね。
それに他人に任せて後悔するくらいなら、自分で考え抜いた結果として後悔する方が納得できます。
2.間取り作りのゴール
広大な土地と資金が潤沢にある方は何も妥協することなく、理想の間取り・家づくりができると思いますが、多くの人はそうではありません。
そのため、ここで紹介する方法は完璧や最高ではなく、最善を目指すこととしています。
言い換えると、納得感を持って何を妥協するかを決める、ということになります。
間取り作りを2つのステップに分けて考える
話は少し変わりますが、仕事で発表用のプレゼンを準備するときっていきなり本番用の資料作成に着手しないですよね
発表の重要度にもよりますが、最初はチームでアイデア出しをやったり、素案を上司に見てもらい、大筋が決まってから資料作成に入ると思います。
間取り作りにも同じことが言えて、自分達で作成する場合でも
①アイデア出し
②じっくりシミュレーション
の2つのステップに分けるべきです。
その理由として、間取り作成や3Dシミュレーションを行えるツールは色々あり、いくつか試してみましたが、それなりに時間がかかります。
特に3Dイメージを作れるツールは楽しくてついつい触ってしまいがちですが、せっかく頑張って作っても、その間取りが後からボツになってしまうとかけた時間が無駄になってしまいます。
こういったツールは素案が固まってから使った方が効率が良いです。
この素案を固めるまでがとても重要だと思うので、本記事では2つのステップのうちの①アイデア出しについて紹介したいと思います。
②のじっくりシミュレーションについては、別の記事でマイホームクラウドの使い方を解説しています。
アイデア出しで重要なこと
間取りのアイデア出しで考えた重要なポイントは次の3つです。
アイデア出しのポイント
優先順位を夫婦間で決めておく
アイデア出しは早く回す
ボツ案はなぜボツと判断したのか理由を記録しておく
3点それぞれを説明していきます。
1. 優先順位を夫婦間で決めておく
これは判断基準を明確にしておくために必要で、なるべく序盤に行うべきです。
要望を書き出し、優先順位を決めておくことで、出てきたアイデアに対して○か×かの判断を行いやすくなります。
参考までに、実際にわが家が間取り作成中に決めた優先順位を載せておきます。
間取りの優先順位
1.1階に水回り
2.玄関から洗面所へアクセス可能
3.洗面所、脱衣所別
4.小さくても良いので土間収納
5.LDK18帖以上
6.リビング横に和室
7.LDKにスタディコーナー
8.吹抜け
9.広めのバルコニー
10.書斎
————–以下、不採用————–
11.脱衣所横にファミクロ
12.アイランドキッチン&ダイニングテーブル横並び
13.オープンステア
14.広めのランドリールーム
15.ウッドデッキ
優先順位は家づくりを進めていく過程で変わっていくので、都度話し合うことが大切です
↓優先順位1~10までを採用できた間取りはこちらです
2.アイデア出しは早く回す
間取りのアイデア出しは、
自分で考えて間取り図を書いてみる
もしくは
ネットや本などで参考間取り図を見る⇒自分の家で採用するとどうなるか考える
というサイクルをひたすら回すことになります。
そのため1つのアイデア出しに時間をかけるのは勿体無いです。
思い付いた案を素早く形にできるツールを用意しておくべきです。
3.ボツ案はなぜボツと判断したのか理由を記録しておく
これは後で手戻りを無くすために重要です。
ボツと判断したものの、判断理由を明確に記載していないために後から「なんでこれボツにしたんだっけ?」と再浮上するというのは仕事でも本当に良くあることです!
こうなることを防ぐためにも、ボツと判断した間取りも残しておき、判断理由も記録しておいた方が良いです。
これらの過程を経て出来上がった間取り案はきっと完璧ではないけれど今の土地でできる最善案になっているはずです。
アイデア出しのためのツール
最後にわが家がアイデア出しのために使ったツールを参考までに紹介します。
それは、、
ipadとApple pencilです!
これ、便利すぎて間取りを書くために生まれてきたツールじゃないかと思ったくらいです←
実際に使って感じたメリット3点を紹介します。
1.とにかく早く間取り図を書ける
本当にすぐに書けてすぐに消せます。
下の画像の左側のように家の外壁形状に合わせたフォーマットを作成しておくと便利です。
直線も引きやすく、数分あれば右側の画像のような間取り案を書くことができます。
2.アイデアの管理がしやすい
ページを無限に作成できるので、どれだけ間取り案を書いてもかさばる心配がありません。
また、ページの順番を入れ替えることも容易で、とにかく案出しをたくさんした後で、できの良い案を先頭に持ってくるというのも簡単にできます。
下の画像のようにコメントを入れておくと後から見直したときにも分かりやすいです。
3.ゴミが出ない
タブレットなので当然ですが紙のゴミは出ませんし、間取り案を消したときも消しゴムのかすが出ません。
些細なことかもしれませんが、ストレスを低減してくれます。
わが家はたまたまipadを持っていたので、Apple pencilを購入してみましたが、他にもタブレットやデジタルペンの商品はあるので、どれを選んでも似たような効果は得られるのではと思います。
Apple pencilは決して安くないですが、時間は削減できたので価格に見合った効果はあったと思います。
ちなみに、書き心地も良かったのでそのままipadを会社で使うノートにしちゃいましたが、中々良い感じです。
まとめ
色々と書きましたが、一番伝えたかったことは、
家づくりは経験値が無い中で本当に色んなことを短期間で考えて決断する必要があるので、効率化が図れるところはためらわずにどんどんやるべき、ということです。
間取りが確定した後も家づくりは、電気関係、住設・内装決め、クロス選びなど、まだまだ大物が控えています笑
体力温存するくらいのつもりで間取り作りに挑みましょう!